女人唔易做

コメディじゃなかった・・「師奶



『Crabtree & Evelyn』のクッキーを食べながら書いております。


って、会社持ってって食うって言うとったんちゃうんかえ。
いや・・・おいしいです・・・バターたっぷり味で。



さて昨日久々にDVD借りに行きました。
『師奶唔易做』と成龍の『寶貝計劃』の計2枚。
2泊3日で各5ドルっす。


『寶貝計劃』はテンポよさそうだったけど、途中で挫折。
『師奶唔易做』は、けっこうきつかったー。
友達に『Sex & The City』は身につまされて見てるとしんどい、
という子がいましたが、まさにそれに近かったな・・。


ストーリーは、公屋に住む「師奶」(オバサン主婦)たちのお話なんですが、
旦那が失業中で、掃除婦しながらギリギリの生活で4人の子供を育ててる師奶。
でも自分も突如レイオフされて、明日から米を買う金もない!


ほかにも、小学生の息子が旦那の真似して無礼な態度をとって、
自分は家事マシーンじゃないと思いつつ、
息子や旦那に強く出れない師奶・・。


あああ〜、自分だって十分ありえる〜。
こんな生活。



そんな彼女たちがふとしたきっかけでベリーダンスを習い始めるんですが、
これを知ったある旦那の態度・・・。
やっぱ嫁はんがそんなことすんの、イヤなんだねえ〜。


どこに腹出してエロダンス踊ってるオバハンおるんや!!
どこの男を誘うわけでもないのはわかるけど、色気づいてるのに嫌悪感。
召使いみたいな地味な暮らしの嫁が、久々に嬉しそうで意味無くイヤ。
俺が食わしたってるのに、どんな了見じゃ!と。


ばかもの、自分だけの特権を嫁も持つことにいらつき、
しかも自分が与えられなかった幸せを見つけられて、
おのれの無力を指摘されたようで逆ギレしてるだけだろーが。
いちいちぶつけてんじゃねーよ。



阿部寛篠原涼子のドラマ『アットホーム・ダッド』、
これもよくできてたドラマでしたが、これを思い出しましたわ。


エリート会社員だった阿部寛が突然リストラされて、
専業主婦だった篠原涼子がかわりに働きに出るんだけど、
専業主夫になった旦那の口癖は「俺は”こんな仕事”をする人間じゃない!」。
ほんじゃその仕事をずっとやってきた師奶は???


その師奶役の篠原涼子、働きに出て初めて旦那からの夜の誘いを断る。
「えっ!マジで断ったの初めてなの!?」
と友達に言われて篠原涼子
「だって、今までむこうが全部稼いでたから、なんか断れなかった」と。



うーむ、女人唔易做。
経済力、必要や。。。



『師奶唔易做』、監督が『福伯』の李公樂。
出品人が、意外に金は出すけど口は出さない華さま。
そして音楽が阿ぽー(黄貫中)でした。


いい感じのテーマのわりに内容が「淡淡地」でちょっとガッカリ。
でも久々に香港ぽい映画になってたんじゃないでしょーか。
ぜひ男性に見ていただきたい。
と思いました。


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