がいじー

起床、朝5時45分。いつもの出勤時間よりかなり早いお目覚め。きつー!!
というのも、うちの駐在員さんが一人帰国されるため、そのお見送りに尖沙咀のインター・コンチネンタルホテル(旧リージェントホテル)のロビーに7時半集合するためであった。やっぱり帰任前は、「高級ホテル宿泊→翌朝、リムジンで空港まで」というのがどこの会社でもパターンらしい。
金像奨の野次馬以来、久々のリージェントホテル、どうでもいいけどナニゲに「上海灘」ができていた。なんかよその店舗よりもステキっぽかったりする。
そしてロビーで待っている間、ホテル代のバカ高いクリスマスのこの時期にこの高級ホテルに泊まれるような金持ちフィールな方々ばかりを目撃。日本人では年配のご夫婦のツアー。旦那はどこぞの会社の取締役クラスちゃうんかえといった、上品で金持ちっぽい方々ばかり。大陸からはヴィトンのかばんを持ちまくりの、ちょっとそこらの日本人とは羽振りが違う風、上海バブルで土地ころがして巨万の富を得たフィールのご一家など。(以上、あくまで想像)しかし、本当に世の中本当にピンキリなのねと、エエ歳して貯金もろくに無いローカル採用の自分は鬱。
ようやく帰国の駐在員さんご一家がロビーに現れてからは、贈り物を渡したり、一緒に記念撮影したりなどしてひと時をすごす。私はこの方と直接色々仕事をしたわけではないが、総務のマネージャーとして私を採用してくれた人だし、色々な面でも世話になった。また彼は6年半という長い香港駐在生活だったのだが、あと半年で永久居民のビザ申請の権利ができるので、なんとか引き伸ばし作戦を試みていたがかなわずの帰国。なので、同じビザを求めている私としてはその無念さも人事には思えない。
この駐在員さん、家族をリムジンに乗せて自分もさあ乗り込もうとして、見送る私たちにむかって一言、「じゃあ、行ってきます」。
「また戻ってくる気かえ〜!」とみんなでつっこんだが、香港からまだ去りたくないんだな、私が彼だったら今、日本に帰れるかな?と思ったら、やっぱりまだ香港にはいたいんだな自分・・・と思い、ちょっとおセンチな気分になった。
このあと、定番の飲茶に行くのかと思いきや、誰も言い出さないので解散となる。腹減った私は自宅近所まで戻ってマクド朝マックするが、しっかし、日曜のマクドはフィリピン人アマさんたちとか、早起きしてしまうけど自宅にいる場所のないおじいちゃんおばあちゃんがコーヒー一杯で午前中じゅうねばってマクドに滞在、その常連同士で挨拶してる姿ばっかし・・・。なんかめちゃめちゃやさぐれた気分になり、早々に席をたった。