産後の滋養は・・・

『姜醋』がこの中に・・・!



妊娠していた香港人の同僚に赤ちゃんが生まれました。
香港で産後の滋養に食うものといえば・・・『姜醋』です。


『姜醋』


真っ黒なんですけど、これ!!
決してイカ墨で色をつけたわけじゃあございやせん!!
誰かの家族に子供を生んだあと、必ずオフィスにいつしか置かれているこの野蛮な食い物。
日本では考えられない物体です。


「甜醋」という黒くて甘いお酢で、ゆで卵(鶏蛋)と豚足(猪手)と生姜(姜)を一緒にじっくり煮ているのですね。だからこんなエゲツナ色です。
味は甘酸っぱい生姜味。そのまんまです。もう豚足もよく味がしみてとろとろ、とにかくじっくり煮ています。



左から、猪手、姜、鶏蛋。全部食えるらしい。



「おいしいよ!!食べてみ!」といつも言われますが、今もってしても怖くて、ゆで卵以外は食えません。
ゆで卵はいうなれば日本のおでん風というか、烏龍茶と一緒に茹でた卵というか、まあそんな感じでこれはなんとかいけますが、豚足と生姜はちょっとキッツイ!!
金持ち同僚・Iさんは香港の台湾人家庭出身のため、「驚食〜!」といって食べるの怖いと言います。そらそや、普通こんな食いモンないで!


ちなみに豚足は、猪脚ではなく猪手を使用するそうです。
つまり後ろ足(脚)じゃなく前足(手)を使うのだとか。
それどーやって見分けるんじゃい!とつっこむと、猪手は痩D(後ろ足に比べて細い)んだそうで。ホンマかいな・・・。


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