タイ旅行三・四日目<王宮とオカマと変身写真>

3輪車のトゥクトゥクです



■8月8日(月)

連日のハードスケジュールはオバハンにはつらい。
鉛のように重い体を無理やりたたき起こし、7時起きで王宮「エメラルド寺院」を見学に行きました!


王宮は朝8時半から開いているので、最寄り駅で降りてから、さ〜てどうやって行くかな?と思っていると、トゥクトゥク(3輪バイク)のオヤジに声をかけられ、セオリーどおり?騙されて、中華街の中の地味な寺を廻ったあと、変なみやげ物店まで連れて行かれた。


 地味寺のラッキーブッダ


ここでようやく騙されたことに気づいたアホな私。
しかし我々が車を降りず土産物店へ入らないので、さすがにムカついたらしい運ちゃんはその後運転が荒くなったが、何事もなく王宮の近くの寺の前まで運んでもらった。
人を騙して金を稼ぐなよオラ!!とむかついたが、ボラれた金も20バー(60円ぽっち)なので、まあ今日はこれでうまいメシでも食えやオヤジ、と忘れることにした。



王宮の近所の寺でトイレを借用し、しばしジモティーの皆さんの参拝の様子をチェック。
何十バーツかで参拝セットを購入すると、小さいサラダ油のボトルと、ジャスミンで出来た数珠、蓮の花数本、スケスケのカラフルな布がついてきて、蓮の花を持ちながらお祈りして、最後にカラフル布を仏さんに巻きつけてました。
粤劇のタイ版みたいなのもやってた。文化は伝わっているんだねえ〜。


 みなさんお祈り中っす。



そうこうして、1時間ほど時間をロスして到着したのが、「エメラルド寺院」じゃ〜!!
半ば悪趣味とも言える、ギラギラな建物が所狭しと並んでおる!!
中華とタイ様式の混在って感じ?!
しっかし、観光客がめっちゃ多いっす!!
白人、日本人、韓国人、それに大陸の方々!!
ここでも声でっかいんじゃ、中国人!!海外旅行する金はあるのかしらんが、すごいセンスの服でっせ。しかも写真撮るとき、絶対ポージングしとるし!



この国の寺は何かと光ってます。




エメラルド寺院のあとは、濁りまくりのチャオプラヤ川(日本では昔はメナム川といってた)の向こうにあるタイ式のお寺へゴー!
これまた超級ボラレてお船に乗りつつ、2箇所のお寺を見たわけですが、特に私のお気に召したのが「ワットポー」!!
黄金のでっかいお釈迦様が横になっておりまする。
涅槃像つーの?、これってお釈迦さまが死ぬときの様子なんだってね、上司がいってました。
しかしこの巨大なお釈迦様の様子、デカさ、頭のパンチパーマ具合といい、奈良の大仏さんみたいやんかいさ!!
いや〜、懐かしいわ!こんなところで郷愁感よ〜!


足の指なめ涅槃像。




このあとは都会に戻りまして、「ジム・トンプソン・ハウス」にレッツゴー!。
ジム・トンプソンはアメリカ人で、タイに来てシルクの事業を大成功させて一躍世界にタイシルクの名を広めたおっちゃんです。
でも誘拐されたのか、自殺したのか、1960年代くらいにマレーシアで謎の失踪をしております。
でもこの人は趣味人だったらしく、バンコクにいる間にたくさんの歴史的価値のある美術品を収集していて、彼のタイ式の豪邸が今は美術館となって公開されているのだすよ。


 ここ。なんかステキ。



しかし、美術館見学の前にまずはレストランでお腹を満足させるなり!
二人でサラダ、グリーンカレートムヤムクンをシェア。これが、上品な味付けでウマイ!
座席は店の外と中側とがあったのですが、疲れた我々はクーラーに当たるべく店の中で涼しく座っていましたら、向こうの方に日本人の駐妻たちがケーキを食しておられました。
宝塚から出てきたようなファッションでした。




わしらも負けじとケーキをオーダーしまっせ!
じょんじーはブルーベリーチーズケーキ、わしはチョコレートチーズケーキ。
しっかしこれが激ウマ!!「うまいうまいうまい・・・」と何回もつぶやきながら、ちょっとづつ食う貧乏くさいわしら。いいのさ。丁度外は大スコール。
雨が一段落するまでケーキを楽しみましたが、これだけ食べて全部で600バーツくらいだったので、一人1000円くらい。タイにしては高いと思うけど、香港にしては安い!!
香港ってクオリティが高くて妥当な値段という所は本当にないのよね。
やっぱ、Spaもあるし、駐在で来てマダムな生活するんならバンコクでっせ、みなさん。



このあとわしらは各自ジム・トンプソンのショップでお買い物をして、美術館を巡りました。日本語ペラペラのガイドさんが案内してくれて面白かった。
美術館であるジムトンプソンの家はSpaのようなスタイリングで、タイでの気持ちのよい暮らし方がわかりますた。
 トートバッグ買いました。



このあとわしらは電車に乗り次なるスポットへ!
シーロムというショッピングエリアで買い物だす!!
ここにある「シーロムディスカバリーセンター」というショッピングモールの中に、日本でもMr.Pで有名でしょうか、「プロパガンダ」というタイのデザイン会社の直営店へ行きました。
ここで時間を忘れてガツガツ購入。
タイにしては高いですが、香港や日本で買うよりゃずっと安いです。買いすぎじゃ!!と思ったけど、5000円くらいしか使ってまへん。かわいいもんどす。



このあと近くのタイ飯屋でまたもやトムヤムクンその他で腹をふくらまし、今日の第2エベント、「オカマショー」へレッツゴーじゃ!!


わしらが行ったのは「マンボキャバレー」。
ニューハーフのお姉さんたちが歌って踊って、わくわく!どんなにステキな所かしら??と思ったら、そこはまるで場末のキャバレー。
北角の「新光戲院」といえばわかるかしらん?もーここは40年くらい前から改装されとらんのやないかえというステキなところ。


わしらは1番前の席をゲット。
おでぶのオカマの方に「はーッ!!!」と脅かされたのがいい思い出に。(意味はなし)
しっかし、目を皿のようにして見てましたが、ニューハーフといえども、めっちゃ女みたいな人もいれば、男顔の人もいて、でもさすがに乳はニセモノだけにきれいな形ですわ!
しかもみなさん、むちゃむちゃ肌がきれいでふわふわ!!女性ホルモン打ちまくったらああなるのか?
特に一番人気のお姉さんは、さすがにクオリティ超級!!
踊りはうまいわ、顔はきれいわで、案の定ポロリありでさすがに群を抜いてました。


 マンボキャバレー!漂う場末感!
 一番人気の美女!マジきれい(でも元オトコ)



ショーのあとはお姐さんたちと写真を撮ってもらったれんのいーず!
しかし奴らさすがにもとオトコ!!でかい!!ヒール履いて180cmはあったとおもわれるデカさどす!!
 すごいメンツでっせ。


しかも写真後は「チップクダサ〜イ♪」攻撃です。一人あたり40バーツ(120円くらい)をお支払いっす。これがオカマたちの貴重な生活費になるのでしょう。金満日本人も少しはいいことしました。



長い一日・・・・。
しかしこのあと、まだ足マッサしてホテルに帰ったという・・・。

                              • -


■8月9日(火)


第4日め。疲労もピークです。
今日はバンコクの蘇豪地区といわれているトーンロー地区に繰り出そうかと思っていたのですが、予定変更で『変身写真』を撮影することにしました〜!


空港に着いたときに無料でもらったチラシをたどって来ましたのは、伊勢丹近くのビル、セントラルワールド・プラザ。
ここの日本人オーナーのお店スタジオ・カンサイでタイの民族衣装を着て撮影していただけるということで、自前のカメラでもOK(クオリティは全然悪いですが)つーのがなかなか良心的じゃあ〜りませんか!


店の奥で衣装を選び、ささっとメイクと髪の毛を整えていただきます。
撮影風景はこんなかんじ〜。


 立ち位置など直されます。
 タイ民族衣装のれんのいーず



私は深センの羅湖商業城でも変身写真を撮ってもらったことありますが、違った点は店のオネーちゃんはあまり意見を言わない(アドバイス無し)のと、つけ睫毛がないこと!
お目目パッチリな美貌写真を撮りたい方は、自分でダイソーかなんかで調達して、現場で自分でつけてから撮影したほうが仕上がりエエんじゃないでしょうか。
あと、オネーちゃんが私につけてくれた口紅は、舞妓はんかえ?というような朱色でして、笑って突っ込んだら、後からメイクしたじょんじーには本人の意見を求めていたっす。
学んだらしい。


わしらがのろのろしていたので、スタジオのご主人さんは少々イライラされてましたが、その場でフィルムを売ってもらった際もボラずに売ってくれたり、何枚くらい撮って欲しいのか聞いてくれたりして、良心的。
きっと少ない粗利でやっておられるのでしょうに、ありがたいですね。


終わったあとはベビーオイルを差し出され、アバウトにクレンジングして店を去りました。
写真はCDロムとかにもしてくれるようなので、面白い体験したい人はぜひお試しあれ。
所要時間は1時間半くらいでしょうか?



この後はBig-Cというスーパーで最後の土産買いをしたあと、上にあるフードコートで安メシを食い(ここ良いです!)、Coffee Todayのスタンドでコーヒーをしっかり飲んだ後、ホテルに戻って一路空港へ。
タクシーで行くのが一番安価で便利です。


帰りもぼろぼろの機体にハラハラしたのですが、エアコンを無駄にきかせているのであまりの寒さにブランケットくれというと、もう売り切れてないとか言いやがる。死ぬ!!
そのうえ周りの香港人たちが、機内食が配られる前に自分たちで調達したサテ(串焼き)やお弁当をガツガツ食べ始めて、ぷ〜んと異臭が。
恥ずかしくないのだろうか?と思ったが、そんなこと思ってるのはわしら日本人だけで、食ってる人も食われている人も、香港人たちはびくともしていなかった。
そのあとすぐ機内食も配られて、奴らは続けて食っていた。どんだけ食うねん。


香港に着いたのは夜10時くらいだったかな〜。
ほんとーに疲れておりました。あとフンづまりでハラがぱんぱん・・・。


以上、こんなバンコク旅行でありました。
観光地ではボラれたりしてむかつくこともありましたが、Spaとジム・トンプソンハウスとアユタヤ遺跡はよかったなあ。
行きの飛行機でガイドブックを忘れてくるという大失策をしたわりには、いい旅ができました。
そしてバンコクは、美と食を追及したセレブ旅でリッチに行くのがいいんだな〜と思いました。
興味のある方は是非一度!!


☆人気blogランキング☆