オバケの話

オバケと言えば・・・



おととい、YOGAのあと、
がいじーとSOHOの「デリシャス」でサンドイッチを食べていた時、
道端で、おばあちゃんとおばちゃん二人が
何やら儀式のようなものをしているのを目撃。


道路の脇にお供えもの置いて、ちょっと拝んでは、
その横で紙を燃やしていた。
火事ちゃうんか?!つーほどのごっつい炎でメラメラ燃やし、
燃えきった後、お供え物のご飯などを燃えカスの横にばら撒き、
水をかけてちょっと手を合わせ、何事もなったかのように家に入っていったのだった。


あのお〜、燃えカスとか、ご飯とか、そのままなんですけど・・・。
後片付けとか、せんでええんすか?


こういう場面を見ると、香港らしいな〜と、いつも思うのであります。
後片付けとか掃除とか、絶対せーへんもんな。この国の人たち。
ファーストフードの店でも、食べた後はそのまま走ラ〜。
学生なんか、教室の床を掃いたり、雑巾絞って拭いたりしたこともないんだろーな。
会社の同僚(香港人)は、お茶の出し方も知らんし・・・。
つーか、お茶くみは低脳な仕事だと思って、やろうともしない。
これも立派な仕事なのにね。


雑巾絞れても、お茶の出し方知ってても、何の役にも立たないじゃん!
ごもっともだ。
しかし、こういう香港人の考え方って、
あまりにも合理的過ぎて味もそっけもないではないかい?



かなり脱線しましたが・・・
で、この道端の儀式、最近よく見かけるんですわ。
一体なんの儀式なんだろう。


てことで、さっそく今日のお昼休みに同僚の香港人に聞いてみたら、
それは「開鬼門」の儀式だと教えてくれた。


毎年、農暦七月初一(西暦7月25日)は「開鬼門」の日らしい。
昔からの言い伝えで、七月初一の明け方、地獄の門が開かれ、
あの世で辛い思いをしているオバケたちが、
この世に下りて来て後世の子孫たちに会いに行くことが許される。
そして一回の宴会をするという。


なかには、帰る家がないオバケもいて、いつまでもこの世で彷徨い、
この世の人たちに「わるさ」をする奴もいるらしい。ぎょえええええーー!
だから我々は「わるさ」をされないように供養すべく、
外で生け贄の5つの贈り物を用意たりして、この放浪オバケたちを楽しませるってわけだ。
つーことで、この時期は、どの家も道端でたくさんの食べ物を供えて、
紙のお金を燃やすんだと。
ほほう・・・そうだったのか〜


ちなみに、農暦七月三十日が關鬼門(地獄の門が閉じる)だそうです。


同僚の香港人Cさんから聞いた話・・・。
この時期、広東オペラも行ったりするらしいのですが、
その昔、タイポーで広東オペラをしていたので、
ある人が席に座ろうとしたら、「そこに座るな」と言われたらしい。
「どうして?誰も座っていないのに。
ほんで、誰も観ていないのに、なんでオペラを続けているの?」
と聞くと、「ほら、いっぱい観に来ているじゃないですか。」と
言われて、大慌てで逃げて帰ったんだって・・・!


ぞぉぉぉぉーーーー!


ってことで、オバケさんたちは、まだご滞在中です〜♪
ほら・・・、あなたのすぐ横にも・・・。



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