香港の嫁姑

「幸楽」のレシピ本が出てるんや〜



今日は朝から中国語教室。


老師は我々のお母さん世代のバイリン女性。
在日華僑のお父さんと日本人のお母さんの間に生まれた混血児。
ということで、性格も雰囲気も日本と中国がなにげに混じっておられます。


先生の息子さん、娘さんは既に結婚して独立されているんですが、
授業で「相見好、同住難」(会うのはいいけど一緒に住むのは難しい)を習ったので、息子さんの嫁の話に。



息子さん・娘さんはそれぞれ香港人と結婚したらしいんですね。
息子さんは母親の影響で比較的日本人ぽいらしいんですが、
嫁は当然モロ香港人


「うちの家でご飯食べるときも、二言しかしゃべらないんですよ。
入ってきたときに挨拶で「マミー!」と。
あと帰るときに「走呀、マミー」
と二言だけ!」
(香港の挨拶は、相手の名前を呼びますよね、何故か・・)


嫁はメシを食べた後も、ソファに座ってずっとTVを見てるんだと。


「かわりにお皿はうちの主人が洗うんですよ!」


だんなさんが洗ってくれるのか・・・。
さすが中国人夫、この辺やはり素晴らしい。
でもご馳走になっといて、皿くらい若いもんが率先して洗えや!
という感じはありまんな。


「私も悪いんですけどね〜。
食べたお皿は置いといてくれたらいいから!って言うし。
つい気を使ってそう言ってしまうんだけど、
自主的に洗ってくれてたら、
「洗ってくれてるの?わー、唔該洗ネイwo〜」って言えるのに。
言葉に出して言わないと、香港人にはやっぱり通じないみたいねー」


というグチが。
いやいや、わかりますよ〜、先生!


もちろんいろんな人がいるでしょうが、
香港人って気を使うわりに、自分中心で他人の事気にしないとこありまくり。
こうしたらこの人はどう思うかな?と無意識に考えている日本人からすると、
ちょっとは他人の気持ちを想像せえやワレ!と思うことしばしば。


しかも息子の母親の立場からすると、他人の台所は気を使うだろうケド、
「お母さん、お皿洗います〜」くらい言ってほしいわな。
こんな気遣いはグローバルスタンダードでっしゃろ。



しかし先生も心情不好なとき、電話で息子に文句言ったことがあったらしい。


「ネイゲ老婆、ペラペラペラペラ・・・・!!!!(怒)」
とゲキったら、しばらくして息子、
「・・・講完未呀?(言い終わった?)」だって。


「息子は、我知ガラ、我知ガラ〜(わかってる、わかってる)って言うんです」
おお〜〜!
いずこも同じよのう。


しかし先生自身も、ナイナーイ(姑)のところに行くのは好きじゃなかったらしいし、
自分の娘さんに、「あんたはナイナーイの所によくご飯食べに行ってるんか?」と聞くと、
「唔去ラ〜(行かん)!
 だって食後に皿洗わなあかんもん、いややわ!」



嫁姑のお話は世界共通ですな。まさしく。


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