硫黄島からの手紙

あっという間の2時間20分



金曜の最終回にひとり鑑賞しました。


わたしの持っていた前情報としては、
米軍が5日で落とせるといわれていた硫黄島が、
栗林中将という名将によって30日以上も持ちこたえたという
戦いを描いた映画ということ。


映画でもその辺はよくあらわされていて、
栗林中将(渡邊謙)が島に来てまずやったのが、
位置確認に基づく戦略作り。
いわゆるセオリーと思われる戦法も、不必要なら止める。


やはり勝負カンと想像力に優れているのねー。
古来、名将といわれる人はこうだったんだろうなー。


ネットで見たんですが、
映画に描かれていない変わった戦法もやっていたそうで、
米軍は相当苦労したとのこと。
この辺、日本人らしいなあとも思いました。



そして栗林中将、人柄も本当にマトモな方。


部下を狂ったようにどついたりする士官がいる中で、
ヒラ兵士の二宮くんとかにもきちんと伝わる人柄の良さ。
本当に何事もその人の人間性なんだすな。


中将の「予は常に諸子の先頭にあり!」というせりふ、
やっぱり部下としては上司の口から聞きたい言葉ではないでしょうか。



しかし、この極限の状況で平常な精神を保つこと、
いろんな性格・いろんな考えの人が居る中で、
士気を揚げて一丸となることは本当に難しいことなんだなと。


全編を会社運営とかぶせて考えていた私もどうかと思いますけど、
かわらんよな・・と思ってしまいました。



映画の話に触れると、月並みですが本当に悲しい気持ちになりました。
そして空爆のシーンや自決のシーンは本当に衝撃でした。
こういう思いはもうしたくないと思いました。


俳優さんは、逸材・二宮和也くんに注目ではありましたが、
今回は加瀬亮くんがよかったな。
中村獅童がいつもながら色気があってさすがやな〜と思いました。



あと、かなりどうでもいいけど気になった事といえば、


伊原剛志のやった西中佐(西竹一にし・たけいち)のことを、
 中文字幕がいつも「西竹」と間違えていた。
裕木奈江さんの指が顔に似合わずごっつかった。
・ゴローという犬が超かわいかった(もけり犬)!



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